SNOO: 赤ちゃんはテクノロジーで満足できる?

1160(約12万円)のベビーベッドは夜泣きに苦しむ親とむずがる赤ちゃんを救うことができるのだろうか?

Harvey Karp氏が発明した「21世紀仕様の赤ちゃんベッド」SNOOはセンサ―活用のバシネットだ。SNOOのデザインは近代的でトムクルーズ主演のSF映画にでも出てきそうなスタイリッシュなメタルと白いリネンで仕上げてある。

赤ちゃんを‟おくるみ”に包んでベッドに寝かせていると赤ちゃんがむずがって泣いているのをセンサ―とマイクロフォンとスピーカーが感知しベッドが優しく揺れて赤ちゃんをあやしてくれるという素敵な近未来ベッド。

ところが映像で見る限り少し怖い。

まず‟おくるみ”の固定感が違和感を感じる。ベルトで固定される赤ちゃん。その後のベッドの揺れもgentle(優しい)とは言い難い。頭部が揺らされるのが健康に害はないのか疑いをもってしまう。

どうやら同じ感想をほかの人びとも持っているようで、Facebookなどで見る限りコメントは辛辣めだ。何より人の温もりが欠けていることに懸念を持つ親は多い。

人の温もりと利便さと。子育てを助けるツールはこれからも発明されていくがどこまで人口のものに頼るのかどのような影響が子供にあるのかの線引きは難しい。